パイプを適用するには、次のコード例に示すように、テンプレート式内でパイプ演算子(|
)を使用します。
app.component.html
<p>ヒーローの誕生日は {{ birthday | date }}</p>
コンポーネントの birthday
値は、パイプ演算子(|
)を介して、パイプ名が date
である DatePipe
に渡されます。
パイプは、Apr 07, 2023 のようなデフォルト形式で日付をレンダリングします。
app.component.ts
import { Component } from '@angular/core';import { DatePipe } from '@angular/common';@Component({ standalone: true, templateUrl: './app.component.html', imports: [DatePipe],})export class AppComponent { birthday = new Date();}
パイプの追加パラメータ
パイプは、変換を構成する追加パラメータを受け取ることができます。パラメータはオプションまたは必須にできます。
たとえば、date
パイプは、日付の表示形式を制御するオプションのパラメータを受け取ります。
パラメータを指定するには、パイプ名にコロン(:
)とパラメータ値(形式)を続けます。
app.component.html
<p>ヒーローの誕生日は {{ birthday | date:'yyyy' }}</p>
パイプは、複数のパラメータを受け取ることができます。コロン(:
)で区切ることで、複数のパラメータを渡すことができます。
たとえば、date
パイプは、タイムゾーンを制御するための2つ目のオプションのパラメータを受け取ります。
app.component.html
<p>現在の時刻は: {{ currentTime | date:'hh:mm':'UTC' }}</p>
これにより、UTC
タイムゾーンの現在時刻(例: 10:53
)が表示されます。
パイプの連結
複数のパイプを接続して、1つのパイプの出力を出力して、次のパイプの入力にできます。
次の例では、日付を DatePipe
に渡し、その結果を UpperCasePipe
パイプに転送します。
app.component.html
<p>ヒーローの誕生日は {{ birthday | date }}</p><p>ヒーローの誕生日は {{ birthday | date:'yyyy' | uppercase }}</p>